>>551
です。
皆ありがとう。ではお言葉に甘えて。 

今月腕を失ったんだよね。 

簡単に状況を説明すると、道路を飛び出した子供を左手で掴んで自分の右手にパス。
逃げ遅れた左腕がトラックのどこかに挟まれてグチャグチャ。 
壊タヒする可能忄生があったんで切り取った。 

何の問題もないと思ってた。痛かったけど。
昔手話を学んだ時に障害なんて単に特徴にしか過ぎないと分かっていたし。
片手になって不便になっても日常生活は十分こなせるし。
子供の両親から神扱いされたし 
俺も「二本ある腕の一本なくしただけで一つしかない命すくえた俺っていい男じゃん」なんて一人悦に入っていた。
「足じゃないから来年のWCで君の国を倒すのに問題ない」と能天気に看護士に馬鹿言ってたよ(関係ないが海外在住)。 

その後怖くなった。
見舞いに来てくれた友人に同情される度に怖くなった。 
可哀想と言われる存在になった事に気づいたよ。 
ベッドで寝てても腕は生えてこないからといって通院に切り替えてもらって、職場に復帰した。
上司も部下も腫れ物を触れるように扱ってくれる。 
幾ら大丈夫だと言っても、今までのように無理な注文は誰もしてくれない。 
自然体で明るく振舞っても「私でよかったら幾らでも相談にのります」なんて言われる。