長編にちゃんまとめ　修羅場・浮気:5/5【完結編】ある日、嫁が息子を捨てて逃げてしまった。すがる術を持たない息子の姿を見て、クズな俺は生まれ変.わる決意をする。この子と一生を共にしよう。

2024年11月29日

カテゴリ：: 引いた・冷めた

5/5【完結編】ある日、嫁が息子を捨てて逃げてしまった。すがる術を持たない息子の姿を見て、クズな俺は生まれ変.わる決意をする。この子と一生を共にしよう。

2コメ

【1/7】　【2/7】　【3/7】　【4/7】　【5/7】　【6/7】　【7/7】

【完結編1/5】　【完結編2/5】　【完結編3/5】　【完結編4/5】　【完結編5/5】

767 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 21:59:05.54 ID:ktYFwS2/O.net[149/196]

遅くなりました。

今から続き書いていきます。

773 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:04:57.27 ID:ktYFwS2/O.net[150/196]

続き

そして八ルの笑顔が頭に浮かぶ。

八ルにはいつも我慢ばかりさせてた。

辛い想いも。

寂しい想いも。

とても可哀想なことをしてきた。

聞き分けが良い分尚更。

子供は親を選べない。正にその通りだ。

子供がそんな気持ちになっていいわけがない。

親なら、.精.一杯の愛情を子供に注いであげなきゃいけない。

一番近くで成長を手伝ってあげなきゃだめなんだ。

774 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:06:29.50 ID:ktYFwS2/O.net[151/196]

八ルには、

俺とサリナ。

両方必要なんだ。

親の都合で子供が犠牲になるなんて、絶対にあってはいけない。

後悔と反省の念が何度もおしよせた。

八ルの笑顔。

サリナの笑顔。

俺が守ってやりたい。

心からそう思った。

776 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:09:04.25 ID:ktYFwS2/O.net[152/196]

俺は浴槽からでると、すぐに家を出た。

サリナに会いたい。

今すぐ。

その一心で、俺はサリナの家へと向かった。

逸る気持ちを抑えることが出来ない。

雨に濡れながら頭を冷やす。

着いた頃にはもう夜が明けていた。

サリナの部屋の前に立ち、呼び出しを押した。

妙に静かで、自分の心臓の音だけがバクバクと聞こえる。

779 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:10:37.51 ID:ktYFwS2/O.net[153/196]

サリナ「はーい。

俺くん？」

サリナが驚いた表情で俺を見た。

俺「サリナ…」

サリナを見つめた。

俺の気持ちは固まってる。

強い決意でサリナに会いにきたんだ。

サリナ「どうしたの？

こんな朝早くに。

それにびしょびしょ。」

言わなきゃ。

ちゃんと言わなきゃ。

あの日公園で再会した日。

八ルを引き取りたいと言われた日。

ジュンの家から連れ出してサリナと八ルが出ていった日。

781 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:11:47.05 ID:ktYFwS2/O.net[154/196]

何度も。

何度もチャンスはあったんだ。

ずっと。

ずっと言えなかった。

だからちゃんと伝えよう。

遅くてもいいんだ。

自分の気持ちを伝えよう。

俺「サリナ…

好きだ。

だから…

俺のそばにいてほしい…」

783 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:13:24.06 ID:ktYFwS2/O.net[155/196]

サリナ「ど、どうしたの？急に。」

動揺してるのか少し瞳が潤んでる。

俺「ずっと思ってた。

八ルのために３人で暮らすべきだって。。

でも、

違うんだよ。

今はサリナと八ルのために３人で暮らしたい。」

サリナは黙って頷いた。

784 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:15:39.53 ID:ktYFwS2/O.net[156/196]

俺「この間…

本当に幸せになれるのかな？って聞いただろ？

神様が幸せにしてくれるかな？って」

サリナの瞳には大粒の涙が溜まっていた。

俺「あの時の答え。

今ならちゃんと言える。

俺が幸せにする。

サリナも八ルも。

だから…

俺のそばにいてくれ…

本当にもう後悔したくない…」

サリナの瞳から、涙がつーっと流れた。

789 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:25:07.09 ID:ktYFwS2/O.net[157/196]

俺はありのままの気持ちをサリナに伝えた。

答えがどうであろうと。

サリナは泣きながら口を抑え、頷きながら俺の言葉を聞いていた。

俺「サリナと八ルが笑顔になれるように、.精.一杯努力する。」

俺も感情が高ぶりすぎて涙が出てくる。

サリナ「甘えていいのかな…

本当に…」

俺「ずっと沢山傷つけてきた。

本当にごめん。

でもサリナと八ルのためなら変.われる。だからやり直そ…」

サリナ「……」

サリナは黙って、俺の胸に頭をうずめてきた。

俺は肩に手を添える。

今まで自分の気持ちを言葉にするのが苦手だったんだ。

たがらこそ、俺の真剣さがサリナに伝わったのかもしれない。

790 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:26:49.32 ID:ktYFwS2/O.net[158/196]

サリナ「ありがとう…」

俺こそありがとうだ。。。

サリナ自身、まだジュンへの気持ちは断ち切れてなかった。

それでも、もう一度家族になりたいと想う気持ちは俺と同じだったんだ。

その夜、サリナが八ルを連れて家にやってきた。

791 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:27:54.12 ID:ktYFwS2/O.net[159/196]

朝八ルは寝ていて、

サリナもまだ八ルに何も話していないと言っていた。

八ルは少し不安な表情だ。

急に俺の家に連れてこられたんだ。

無理もない。

八ル「パパなにかあったの？」

俺「八ルパパの膝に座ってくれるかな？」

八ルが俺の膝にちょこんと座る。

ちょっと前まであんなに小さかったのにな。本当に大きくなった。

792 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:29:36.58 ID:ktYFwS2/O.net[160/196]

俺「八ル？

パパとママと一緒に住みたい？

八ルの気持ちパパに教えてくれるか？」

八ル「はい。。。

でもぼくわがままいわないよ」

俺「今はワガママ言っていいんだよ。」

八ル「あの…いっしょにすみたい…」

八ルの表情が少し曇る。

サリナ「八ル。

パパとママと３人一緒に暮らそｗ」

サリナが八ルに笑いかける。

793 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:30:51.72 ID:ktYFwS2/O.net[161/196]

八ルは俺とサリナの顔を行ったり来たり見る。

八ル「ほんとう…？」

八ルが澄んだ瞳で俺を見つめた。

俺「うん」

俺は笑顔で返事した。

八ル「パパと…

ママと…ぼく…

いっしょ？」

サリナ「そうだよｗ

ずっと一緒ｗ」

サリナが八ルの手を取った。

794 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:32:29.87 ID:ktYFwS2/O.net[162/196]

八ル「いっしょ…ウアーーン。

いっしょ…ヴエーン」

八ルが大声で泣き叫んだ。

すごく満たされた気持ちになる。

サリナも俺も自然と笑顔が零れる。

随分遠回りをした。

ようやく３人、家族の絆が芽生えた瞬間だった。

795 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:33:34.13 ID:ktYFwS2/O.net[163/196]

３人で暮らし始め、俺はサリナと八ルのために一生懸命働いた。

休みの日は、ずっと３人でできなかったことをやろうって決めたんだ。

失った時間を取り戻すかのように、色んなとこに思い出作りに行った。

釣りに行ったり、旅行に行ったり。

祭や花火大会。サリナの希望でディズニーランドにも行った。

八ルは少し落ち着きなかったけど、途中からはしゃいで本当に可愛かったな。

796 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:35:35.04 ID:ktYFwS2/O.net[164/196]

俺は指輪を買ってそれを八ルに見せた。

俺「パパな。ママにプロポーズしようと思うんだｗ

八ルも応援してくれる？」

八ル「はいｗ」

記念公園に遊びに行った。

３人一緒だとはいえ、俺とサリナはまだまだぎこちない感じだった。

サリナ「天気いいねｗ

すごく気持ちいいなｗ」

まわりには沢山家族連れがいて賑やかだ。

797 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:36:47.36 ID:ktYFwS2/O.net[165/196]

サリナ「こう言うの夢だったんだｗ」

サリナの横顔を見つめる。

サリナ「どうしたの？

恥ずかしいからそんなに見ないでｗ」

俺「あっ、わりい…」

こっちが照れてしまい言い出しにくい。

八ルが見かねて俺の右手を握り、サリナの左手を握った。

そして２人の手を重ねる。

八ル「おててにぎって」

俺はサリナの手を握った。

サリナも握り返してきた。

798 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:38:12.26 ID:ktYFwS2/O.net[166/196]

八ル「ママジュースかってもいいの？」

八ルはサリナからお金をもらうと、少し離れた自販に走っていった。

八ルなりに気をきかしてくれてるんだろう。

俺「サリナ？

もう一度結婚してくれないかな？」

俺はポケットから指輪を出した。

799 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:44:27.42 ID:ktYFwS2/O.net[167/196]

サリナ「本当？

…でも、もう少し時間がほしいかな。

必ず返事するから。

その時になったらこの指輪つけるねｗ」

その答えだけで十分だった。

初めて家族の温もりを知った。

家族一緒に笑って過ごすことの幸せを知った。

ずっと３人でこの幸せを分かち合えればいいな。

そう願った。

その願いもむなしく、

とうとうその日はやってきた。

800 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:45:18.45 ID:bvopNNaa0.net[6/7]

とうとう、か

801 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:45:28.23 ID:83nsL3c00.net

うわー！

まってました！！

802 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:45:45.74 ID:ktYFwS2/O.net[168/196]

俺が31歳の誕生日を迎えた次の週。

それは突然訪れる。

八ル「ママー。

あっちゃんちにあそびにいってくるねｗ」

夏が名残惜しい涼やかな朝。

秋の独特の香りが何だか寂しさを誘う。

サリナ「うん。

じゃあママが送ってあげるからね。

支度するから少し待って」

804 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:47:39.24 ID:7oK5Irnv0.net[1/3]

まさか…サリナも…

805 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:48:05.46 ID:ktYFwS2/O.net[169/196]

八ル「だいじょうぶ。

じてんしゃでいきたいのｗ」

この前買ってあげた自転車。

八ルはどこに行くのにも乗りたがる。

俺「あっちゃん家ならすぐそこだし大丈夫だよな？八ル。

八ルももうお兄ちゃんだもんなｗ」

八ル「はいｗ」

サリナ「本当に？

じゃあ八ル。絶対道路に飛び出しちゃ駄目よ。

ちゃんと夕方までには帰るのよ」

八ル「はいｗ」

807 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:49:23.30 ID:ktYFwS2/O.net[170/196]

サリナ「俺君も仕事の時間でしょ。

遅れるよ」

俺「はいｗ」

誕生日に八ルが俺にプレゼントしてくれた絵。

毎朝これを見るのが日課になってる。

俺とサリナと八ルが手を繋いでる絵。

良く描けてるんだ。

俺は親バカだよ。

自慢の息子だ。

809 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:51:19.54 ID:ktYFwS2/O.net[171/196]

俺は八ルと一緒に家を出た。

俺「八ル絶対に信号は止まること。

知らない人にも着いてっちゃ駄目だぞ」

俺は八ルに念をおす。

八ル「はいｗ」

八ルがピンと垂直に手を上げた。

俺「えらいえらいｗ」

俺は八ルの頭を撫でた。

810 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:52:37.49 ID:bvopNNaa0.net[7/7]

もう読みたくない…

817 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:57:02.26 ID:tWEA9Otz0.net[2/4]

うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ

818 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:57:29.13 ID:nnWWKSMg0.net[2/2]

これはアカン(´；ω；｀)

819 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 22:58:12.27 ID:ktYFwS2/O.net[172/196]

八ル「パパ。

きょうかえったらリレーのれんしゅうしようねｗ」

が今年の地域の運動会の親子リレーで、俺と走るのを八ルはすごく楽しみにしてるんだ。

俺「分かったよ。

約束な」

八ル「うんやきそくな。

パパーバイバーイ」

誰に似たんだろうか？最近少し生意気になった。

それでも可愛いから罪だ。

俺は八ルと家の前で別れた。

八ルは笑顔で俺に手を振って自転車を漕ぎ始めた。

これが最後に見た八ルの笑顔だった。

820 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:00:50.23 ID:ktYFwS2/O.net[173/196]

仕事中ずっと胸騒ぎしてたんだ。

着信。

サリナからだ。

休憩にまたかけるか。そう思いマナーに切り替えた。

すぐにまた着信。

いつの間にかサリナからの着信が１０件。

しかも一分おきにだ。

俺はすぐかけ直す。

サリナ「八ルが…

八ルが…」

泣いて震えるサリナの声。

俺は頭が真っ白になった。

822 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:01:59.16 ID:ktYFwS2/O.net[174/196]

俺はその場に携帯を落とした。

心臓が今にも止まりそうな感覚。

急いで病院に向かう。

まわりの声も音も何も聞こえない。

ただ自分の心臓の音だけが激しく鼓動する。

病院に着くと、

サリナと両親が先に来ていた。

サリナが俺に気づくなり、泣きながらしがみついてきた。

824 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:04:22.33 ID:ktYFwS2/O.net[175/196]

トラックにひかれて即しだった。

顔には擦り傷があったけど、穏やかな表情だったのを覚えている。

俺はただ眠ってるだけなんだよな。

そう思って、何度も八ルを揺さぶった。

俺「うそだよな？

八ル。

起きろ。

なぁ…起きてくれ…

なぁ…帰ったらリレーの練習するって…

約束しただろ…」

八ルはそのまま目を覚ますことはなかった。

827 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:06:36.72 ID:ktYFwS2/O.net[176/196]

あの時からずっと気をつけてきたのにな。

だからずっとなかったんだよ。道路に飛び出すことなんて。

八ルは脇道に自転車を止めて、

道路に投棄してあった黒いゴミ袋を拾いに行ったそうだ。

それが犬か猫だかと勘違いしたのかもしれない。

ただのゴミだと分かってて拾いに行ったのかもしれない。

それはもう誰にも分からないことだ。

828 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:07:39.22 ID:ktYFwS2/O.net[177/196]

サリナは自分が送らなかったから悪いんだと、何度も俺に謝ってた。

安心しきっていた俺が一番いけなかったんだ。

俺は泣いた。

病院の廊下に座り込みずっと泣き叫んでたのを覚えてる。

一人で痛かっただろうな。

一人で苦しかっただろうな。

一人で寂しかっただろうな。

八ルごめんな。

本当にごめんな。

831 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:11:11.68 ID:tWEA9Otz0.net[4/4]

▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ

833 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:14:36.92 ID:ktYFwS2/O.net[178/196]

それからの俺は仕事も辞めて家に引きこもった。

サリナもずっと辛そうだったけど、

サリナを思いやることも出来ないくらい、俺の心はからっぽで何もする気がおこらなかった。

俺はサリナに実家に帰るように言った。

最低だな。

でも独りになりたかったんだ。

サリナは週に一回は家にやってきた。

ただ掃除して洗濯をして俺のご飯を準備して帰っていくだけ。

835 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:15:55.07 ID:ktYFwS2/O.net[179/196]

俺は家の壁に頭を打ちつけて血だらけになったり。

カミソリで手首を切ったり。

何度もしにたいと思った。

生きてても意味がない。

八ルは俺の全てだった。

それがない今、何のために生きてるのか分からなかった。

病院には何度か運ばれたけど、

しぬことは叶わなかった。

837 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:18:00.36 ID:ktYFwS2/O.net[180/196]

八ルが亡くなって１年と半年が経とうとしていた。

相変.わらずサリナは俺の家に通っている。

サリナ「ねぇ、今日は何か食べたいものある？」

俺「別に…」

サリナ「また朝からお酒呑んでるの？」

俺「ほっといてくれ…」

サリナ「ねぇ…

俺君いつまでそうしてるの？」

俺「ほっといてくれって言ってるだろ。

何でおまえは普通でいられるんだよ？

八ルは…」

こんなことサリナに言うなんてどうかしてる。

俺は言葉を止めた。

839 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:19:27.17 ID:AhhyvE0+O.net[3/4]

>>835

本気でﾀﾋのうとしてないからだよ

842 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:22:47.84 ID:ktYFwS2/O.net[181/196]

サリナ「八ルはもういないんだよ…

わたしだって辛いんだよ…

でもこんなことしてて…

八ルが帰ってくるの…？

わたし俺君のこんな姿見てるの辛いの…

」

サリナが俺の背中に抱きつく。

俺「ほっといてくれ。

もうほっといてくれ…」

そんなこと分かってる。

それでもまだ、八ルがいないことを受け入れられなかった。

時間が解決してくれる。なんて慰めいったい誰が言ったんだろうな。

俺はあの日のままずっと時間が止まってる。

きっともう立ち直ることなんて出来ない。そう思った。

845 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:24:56.38 ID:ktYFwS2/O.net[182/196]

それっきりサリナは俺の家に来なくなった。

愛想つかされて当然だ。

家の柱には、八ルの成長を記した線がある。

今はどれくらい成長したかな？

ボードには八ルが笑顔で映る写真。

八ルの大事にしていた、バスや仮面ライダーのおもちゃ。

それに俺に描いてくれた絵。

八ルのランドセルに教材。

あの日のまま。

八ルがいつ戻ってきてもいいように、そのままにしていた。

八ルとの思い出が沢山詰まったこの部屋だけが俺の唯一の居場所なんだ。

848 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:28:20.38 ID:ktYFwS2/O.net[183/196]

ふと公園に行きたくなり、久しぶりに家を出た。

八ルと始めて過ごしたあの公園だ。

目を瞑るとあの日の思い出が蘇ってくる。

八ル「ぱっぱ」

初めてパパって言ってくれた。

八ルの声が聞こえるような気がした。

楽しそうに走り回る八ルの姿が、うっすらと残像のように浮かび上がる。

849 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:30:48.48 ID:ktYFwS2/O.net[184/196]

八ルはきっと俺を恨んでるだろうな。

何で俺じゃなく八ルなんだよ。

なんで。

これからもっと楽しいことや嬉しいことがあったんだ。

八ルは誰よりも優しくて誰よりも思いやりがあったんだ。

なのに何で八ルが。。。

これからの成長を楽しみにしてた。

それをどうして奪うんだ。。。

俺はあの日と同じ、公園の滑り台の下でうずくまって泣いた。

851 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:31:53.15 ID:ktYFwS2/O.net[185/196]

疲れた。

もう疲れた。

俺は行く宛もなくただただ街をさ迷い歩いた。

ゲームセンターの前を通りかかった時に、足を止めた。

派手な格好をした高校生くらいのヤンキー２人が、中学生を殴ったりして脅してる。

まわりの人間は見て見ぬふりをしているようだった。

852 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:39:46.74 ID:ktYFwS2/O.net[186/196]

俺「おいお前ら何やってんの。

そんなダサいことしてんな」

俺はそれを見かねて口を挟んだ。

ヤA「はぁテメー何？」

ヤB「しゃしゃり出てくんなオッサンｗ」

ヤンキーが中学生に蹴りを入れた。

お腹を抑えて座り込む中学生。

853 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:40:49.39 ID:ktYFwS2/O.net[187/196]

俺「いい加減にしろｸ/ｿガキ」

俺はヤンキーを突き飛ばした。

ヤB「おい、やんのかオッサン」

ヤA「ぶっ刹すぞ」

ヤンキーの一人がナイフを出して俺を威嚇する。

俺「恐くねーよ。

かかってこいｸ/ｿガキ」

ヤA「ヒローのつもりかおっさんｗ」

ヤンキーが俺に近づいた。

854 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:42:01.12 ID:ktYFwS2/O.net[188/196]

その瞬間、腹部に強い痛みが走る。

俺はその痛みの部分を見た。

服が真っ赤に染まり始めた。

どうやら刺されたみたいだ。

大量に血が出てるのが分かる。

恐怖心なんてものは微塵もなかった。

むしろやっと楽になれるんだ。

これで八ルのところに行ける。

そう思った。

俺はその場に座り込む。

強い痛みの後に吐き気がやってきた。

目眩もする。

だんだんと視界が暗くなっていくのが分かった。

気を失ったんだ。

856 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:45:54.43 ID:ktYFwS2/O.net[189/196]

次に目を覚ました時、俺は病院のベッドで横になっていた。

俺の左手を誰かが握っているようだ。

俺「サ…サリナ…」

サリナは俺が目を覚ましたのに気づくなり、泣きながら話しかけてきた。

サリナ「心配したよ…

バカ…

むちゃしないでよ…」

そうだ。

刺されたんだ。

俺「なんだ…

しねなかったのか…」

前進の力が抜けていく。

858 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:46:26.33 ID:nUEB0yoM0.net[1/3]

流石にこれは...

859 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:47:35.80 ID:uagAHtUc0.net

おまえら黙ってろよいいから黙ってろ

860 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:48:03.15 ID:ktYFwS2/O.net[190/196]

サリナ「何してんのよ…

本当にバカ…」

俺「……」

サリナ「俺君…

わたしを一人にしないでよ…

ねぇ…

勝手に置いてかないで…

俺君までいなくなったらわたし本当に無理だよ…

お願い…

お願いします…」

サリナが泣きながら俺の手を両手で握った。

サリナがプロポーズした時に渡した、指輪をしているのに気づく。

861 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:49:16.55 ID:ktYFwS2/O.net[191/196]

俺「指輪…

何で…？」

サリナ「何でって…

俺君がもう一度結婚しよって言ってくれたでしょ…

わたし…

ずっとつけて待ってるんだよ…」

俺は自分のバカさ加減にようやく気づく。

俺「ごめん…

本当にごめん…」

涙が溢れ出た。

862 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:50:22.54 ID:ktYFwS2/O.net[192/196]

俺「サリナ…

八ル…俺のこと許してくれるかな…

八ルは幸せだったかな…」

サリナ「あたりまえでしょ…

八ルは優しい子だって、一番俺君が知ってるじゃない…」

簡単にしねなかった。

八ルがまだこっちに来るなって言ってくれてるのかもしれない。

俺に残されたもの。

それはサリナを大切にすることなんだ。

863 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:51:38.54 ID:ktYFwS2/O.net[193/196]

俺が入院したと聞いて、沢山の人達がお見舞いに駆けつけてくれた。

建設会社の社長に佐々木先生、ヒロシおじさんの家族まで。

俺は沢山の人に支えられて生きてるんだと気づいた。

そして沢山の人達のおかげで、俺はまた自分を取り戻すことが出来た。

八ルの出逢いが俺を成長させてくれた。

ただ純粋に泣いたり笑ったり、怒ったりって、それが出来ることがどれだけ幸せかを学んだ。

867 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:56:14.08 ID:nUEB0yoM0.net[2/3]

>>863

ジュン君とｸ/ｿホスト忘れてるぞ

864 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:52:37.79 ID:ktYFwS2/O.net[194/196]

これから先、

何度も挫けたり辛い想いをすることがあるだろうけど。

八ルの笑顔を思い出して、自分に言い聞かせるんだ。

天国にいる八ルに笑われないように。恥ずかしい生き方は絶対しないって。

沢山八ルから学び経験させてもらった。

それを無駄にする生き方をしないように生きていきたい。

今も目を閉じると、あの八ルの懐かしい温もりを感じる。

それは俺の中で、八ルがちゃんと存在してる証拠なんだ。

865 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:54:00.11 ID:WBi4BForI.net

佐々木先生来てくれるんやなｗｗｗｗｗｗ

866 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:55:32.15 ID:8CjPv9ngO.net[4/5]

この後サリナと別れて佐々木先生と結婚するんでしょう？

868 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:56:14.53 ID:BlnOh/cb0.net[2/2]

あとは今は結婚して子供もいるってとことどう繋がるかなんだよな

このままサリナエンドなのか佐々木先生エンドなのか

869 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:57:56.67 ID:yRgZkIU60.net

佐々木先生エンドで頼むよ……

くそかわいいやん……

871 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:59:07.45 ID:8CjPv9ngO.net[5/5]

>>868 >>869
確か前スレでネタバレしてたよ

870 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:58:57.67 ID:6Ux4ZAfh0.net[2/2]

ビアンカを選ぶか…

872 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/24(日) 23:59:12.47 ID:nUEB0yoM0.net[3/3]

おまえらが一瞬で飽きたのがわかった

874 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:00:10.95 ID:ktYFwS2/O.net[195/196]

近況を少し。

今年６月サリナと再婚した。

勿論式も挙げた。

一軒家も購入したし、庭にはブランコを着けるつもりだ。

サリナは短大に通ってる。

保育士になるために。

俺はと言うと、

相変.わらずかな。

前にも書いたけど、休みの日は障/害者や親のいない子のために、ボランティア活動に参加して支援したり。

施設なんかの増築とか修復とか無償でしたりして、色々忙しくやってる。

876 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:01:35.00 ID:ktYFwS2/O.net[196/196]

俺自身もそうだけど、選択を間違えることがある。

本当に自分の道を選択するって言うのは難しいと思ったよ。

それでもいいんだ。

何度も何度も間違って、いつか正解に辿り着けばいい。

そう思ってる。

人は変.われるんだ。

俺も変.われたんだから。

親、兄弟、子供に友人。

色々な人とたくさんの出逢いのおかげなんだって今は思う。

何より息子に出逢えたこと。

一生の宝物。

今は本当に産まれてきてくれてありがとうって言いたい。

879 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:04:33.26 ID:tbmWKsLb0.net

サリナ離婚できてたんだ。

ジュンしつこそうだったけど。

881 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:06:23.85 ID:kndhE9IUO.net[1/2]

これからはまわりを幸せに出来るように、日々一歩一歩前進していきたいって思ってる。

誰かのために役にたてる人間になれたらいいなって、いつも強く願ってる。

身近な人だけじゃなくて、

これから出逢う沢山の人達を笑顔に出来たらなって思う。

八ルを通じて一緒に生きた９年間。

本当に色々あった。

ここで書いた沢山の辛いこと以上に、沢山楽しいこともあった。

それでも俺にとっての忘れられない大切な思い出は、八ルと乗り越えてきた辛い思い出なんだって思ってる。

882 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:08:00.66 ID:fspygv6N0.net[3/6]

八ル君、９歳だったのか…

884 ：クズ ◆ZST.gXlq96 ＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:11:41.06 ID:kndhE9IUO.net[2/2]

長くなったけど、これで最後のレス。

ずっと見てくれてた人本当に感謝です。

これ一応嫁も読んでくれてて、温かいレスしてくれてる人も沢山いててすごく励みになりました。

最後まで付き合ってくれた方々本当にありがとう。

885 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:12:45.37 ID:y1k1x2uh0.net[1/2]

いやいや、サリナさん出てったのが３歳で、そっから９年で１２歳でしょ

888 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:13:52.74 ID:y1k1x2uh0.net[2/2]

今後子作りするかどうかについて答えて！

900 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:23:20.77 ID:jlqH4Yfd0.net[2/5]

いやいやいやいやｗｗ

はよ釣り宣言しろや

刺された部分IDつきでうp

901 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:24:01.66 ID:jlqH4Yfd0.net[3/5]

はよ釣り宣言

910 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:37:59.35 ID:nWFaPjGU0.net[1/2]

刺されたのはいいけど相手のヤンキー達はどうなったの？もちろん捕まったんだよな？

しかしそんなんで刺してくるなんてぶっとんでるなー

912 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 00:43:12.54 ID:jlqH4Yfd0.net[4/5]

>>910

だから釣りだって言ってんだろう

922 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 01:41:49.23 ID:w+fObWAH0.net

おつかれ！最後まで書いてくれてありがとう！

ちなみに佐々木先生なら俺の横で寝てるよ

958 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 13:41:02.48 ID:qlKsoi/G0.net[3/4]

トラックに轢かれて即ﾀﾋだけど顔はかすり傷だけ

医学に詳しい人的にはあり得るの？

975 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 21:43:40.91 ID:ZNgzRU040.net

>>958

ある

従兄弟が昔トラックに轢かれて亡くなったけど、そんな感じだったらしい（母親談）

981 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 22:23:52.02 ID:qlKsoi/G0.net[4/4]

>>964

そりゃあ普通乗用車とかだとよほど速度を出さない限り破壊力が低いからな

普通の速度で走っているさして落ち度のないトラックの方がやり場のない悲しみと怒りを増長しやすい

969 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 20:04:26.11 ID:VxWGKqqv0.net

既に存在しない子供のことはすっかり忘れて幸せ応援ムードだな

972 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/25(月) 21:07:02.70 ID:4GtBWDYP0.net[1/2]

画面上だが、八ルに出会えて良かった！

八ルの、「ヤキソク」が、可愛かった♪

私を八ルに

999 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 08:28:43.84 ID:TvL6hd8t0.net[1/2]

若い頃のやんちゃが原因で家族に無用な迷惑をかけただけの話をよくここまで引っ張ったな

若い頃の喧嘩自慢描写で読み手が引いたのは2ちゃんならではか

1003 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 15:33:20.58 ID:2ns0foeSO.net

サリナ目線でも書いていいかな？本人の話を聞いて書くつもり。

1004 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 16:40:29.03 ID:+o3y+Yh30.net

>>1003

クズさん本人？

1005 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 16:42:16.01 ID:jFKkCoSt0.net[2/2]

>>1003

是非読みたいですね

お願いします

1007 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 18:15:33.30 ID:4BgKGUrp0.net

>>1003

本人か？

待ってるぞ

1008 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 18:28:56.74 ID:NVJwCMmEI.net

いちおつ

>>1003

いいと思うよ、待ってます

1009 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 18:45:53.07 ID:MQsPmoZp0.net[1/2]

>>1003

おっ、主本人かな？

是非読みたい！

1012 ：名も無き被検体774号+＠＼(^o^)／：2014/08/27(水) 19:21:09.96 ID:TvL6hd8t0.net[2/2]

よっぽど設定が余って暇なんだな

1020 ：１００１：Over 1000 Thread.net

　＊　　　　+　　　　巛ヽ

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　　　＊　　　　+　　 /　/　　　イヤッッホォォォオオォオウ！

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　　　　　　　 /　　　　! +　　　　。　　　　　+　　　　+　　　　　＊　　　　　　　　　http://hayabusa3.2ch.net/news4viptasu/

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　ｶﾞﾀﾝ　||| j　　/　|　 | |||

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ま、これをVIPタスが落とすのは無理やね(^_^;)

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タグ：: クズ; 育児; 修羅場; 完結編; 熱い手のひら返し; ワロタ

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この記事へのコメント

1：猫背の冴えない町方同心投稿日：2024年12月01日 13:50

長けりゃいいってもんじゃない。

2：長編大好き！名無しさん投稿日：2024年12月01日 16:19

途中から小説になってて読む気失せた

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