数日後、A美へ連絡し週末に部屋に行く約束をした。 
部屋に着くとお風呂上りだと思うけど、化粧も 
ちゃんとしてたし、服も可愛らしい感じで 
ちょっとイメージが変わったかも。 

顔は緊張していたが、部屋に上げてもらい話しをした。 
まずは、ホテルでも言ったように、会社にも言わないし 
新たに慰謝料請求などの話ではない事を告げた。 

少し安心したようで、飲み物を出してくれたが、 
ビールが出て来たので、まじめな話だから 
アルコール以外を出すように言ったら、困った顔をした。 
この時は困った顔をした理由はわからなかったし、 
あまり気にしなかった。 

外の自販機でお茶を買いに行ってくれたので、 
それを飲みながら話しをした。 

俺自身、あまり考えも纏まっていなかったので、 
前に聞いた借金の話からする事にした。 

俺  「この前の借金の話だけど、明細あるよね?出して?」 
    「それと、通帳と給与明細も出して」 
A美 「・・嘘ついてないよ・・ほんとだよ・・」  

俺  「疑ってないよ、いいから出して。ついでに生活費も書いて」 
近くにあったチラシの裏に月々かかる生活費を細かく書かせた。 

A美 「前も言ったけど、ほんとにお金払えない・・何でもするから・・」 

俺  「その発想やめろって・・お金取るなんて言ってない。いいから書いて・・」 
A美 「・・うん・・わかった・・」