あの時の悲痛の叫びというか本当に辛くて、毎日必至で我慢してたのがわかりました。 
だから、そんななぎさを見てるのも聞くのも辛くて俺はとっさに言いました。 

俺:「必ずなんとかするから」 

なぎさ:「・・・へ?」 

泣ながら、ふへっみたいな感じで聞き返されました。 

俺:「お前がまた普通に学校に来られるようになんとかするから」 

根拠も自身もありませんでしたがなぎさのことを思うといてもたってもいられませんでした。 

なぎさ:「・・・ぅぅん いいの」 

俺:「何が?」 

なぎさ:「もしどうにかなった時、いじめられる対象が他の人になったら私嫌だもん」 

グスグス泣きながらそんなことを言ってたと思う。