申し訳ありません明日も別のところの助勤要請を頂いたので 
書けるだけ書いて終わらなかったら続きは明日の夜になります。 

続けます。 
「お坊さん、こっち、こっち」
そう言いながらTさんが掘っていた穴(ご自分の下半身が隠れる位の深さ) 
から飛び出したのが見えたので、条件反射でそちらに向かいました。 

Tさん「お坊さん、穴、穴」 

Tさんが穴の中を指差します。
が、何もありません。掘られた普通の空間があるだけでした。 

「どうしました?」 

Tさん「え?あれー?いない?
さっき、あの男が私にむかって拝んでたんですよ、掘った中から、 
私の足元から私にむかって、拝んでたんですよ、
突然出てきて、だから流石にびっくりして」 

「あ、奥さん!」 

私は慌てて奥様の方を振り返って奥様の状況を確認しました。 
奥様は私たちの上、樹の上の方に視線を向けていました。 
私は近付いて「奥さん大丈夫ですか?」と聞きました。 

奥様「はい、大丈夫です、大きな声だしてすいません、
あの・・・さっきまであの樹の上にあの男の人がいて、
それでビックリして声が出てしまって、主人を見てる感じで樹の上にいたんです。 
でも、お坊さんが近付いたら消えていって・・・お坊さん、見えましたか?」 

「いえ、私には今回は見えませんでした」 

奥様「あの・・・天国にいったんでしょうか?」 

「えーっと、天国というのは私たちの言葉ではないのですが、
浄土ですね、極楽浄土って聞いたことないですか?
まぁあれです、言葉はともかく、そうだったら良いですよね 
埋葬終わったら、改めて法要致しましょうか」 

そう言ってあらためて樹をみましたが、特段変わったものはありませんでした。